はじめに
先日、noteに書いていたFeloのパワポ作成について、実際に使ってみました。オフィシャルではない社内の部内ミーティング程度であれば、このまま利用しても問題ないということが、前回わかりました。生成AI(Felo)にカンペやキーワードの意味まで補足してもらえれば、あとは経験と知識で何とか説明できるためです。
今回は別のケースを想定します。Feloで作成したパワポ(プレゼンテーション生成機能)を使って提案資料を作成してみようと思います。今回はお偉い方に提案するのでこのままでは、ほぼ確実にNGなのでたたき台になりますが、どのような形でパワポ資料を生成してもらったか、順を追って書いてみます。
※ちなみにですが、筆者は生成AIは使っているもののそこまで使いこなせていないレベルの人だと思ってください。逆にいればそのレベルでもたたき台であれば簡単にパワポを生成できる、ということです。
Feloを使ってみる
私は個人的にClaude 3.7 Sonnetを好んで使っております。左側のネコが私の入力したプロンプト(というレベルでもないですが)です。その下に実際のAIが出した回答をまとめて(そのままコピペもあります)書いております。さっそく始めます。
- エネルギー計算システムの基本概念
- 理論的基盤とエネルギー計算の数学的アプローチ
- 実装に向けた提案
- まとめ
- 現状の課題と解決の方向性
- 推奨システム構成
- 実装のためのステップバイステップガイド
- 具体的なシステム提案
- 導入時の注意点と成功のポイント
- まとめ
- アウトラインとそれに付随する説明がわかりやすい形で提案
- アウトライン内に出てくるキーワードをわかりやすく説明
- パワーポイント資料を作る際の元になる情報をまとめてくれる
- それぞれ「〇スライド目に何を書く」という表示で書かれており分かりやすい
1. タイトルスライド(1枚)
- タイトル:「エネルギー計算システム化プロジェクト提案」
- サブタイトル:「Excelからの脱却と業務効率化への道」
- 発表者情報
- 日付
作成ポイント:
- シンプルで見やすいデザイン
- エネルギー関連のイメージ(電球や省エネマークなど)を使用
説明文言:
「本日は、エネルギー計算業務の効率化と属人化解消を目的とした「エネルギー計算システム化プロジェクト」についてご提案いたします。現在Excelで行っている作業の課題を解決し、より効率的で正確なエネルギー管理を実現するための取り組みです。」
上記の形式で各スライドにの資料作成に必要な情報+カンペを作成。
この状況になってから「プレゼンテーションを生成」をクリック。
「交換します」を1度クリック。
(意味があるかわかりませんが、個人的にやってます)
生成されたパワポのご紹介
全てのスライドを紹介するとかなりのボリュームになってしまいます。よって、ここではいくつか気になるスライドを紹介していきます。ちなみにですが、私は一切、手を加えておりません。生成AIとの上記やり取りのまま生成されたパワポです。
タイトルです。3分程度で出てきたパワポと思えない仕上がり具合です。このスライドは、もちろん編集できるので、タイトルスライドのデザインはこのまま使えそうですね。
コンテンツです。重要な項目は挙げられているので問題なさそうです。またデザインもイケてます。青をベースとしており、よく見ると箇条書きの数字が青くなっており、統一感が出ていていい感じですね。
肝となる標準化の部分です。デザインはもちろん、説明したい点が記入されており、これも少し編集するだけで使えそうです。パワポ生成の場合、あとから文言の編集や追加が柔軟にできることがメリットです。
進め方の図です。この中の画像についても勝手にAIが挿入してくれています。よくわからない画像(山の画像やFF7の世界観の画像)もありますが、ぱっと見何も思わないようであればこのまま使ってもよいかもしれません。
この画像もAIが挿入です。それっぽい感じに仕上がっております。今回、候補を3つ提案してくれています。正直、候補システムについてはこれから精査していくのでこのスライドはなくてもよいと思いますが、画像やアイコンなど見た目はばっちりです。
このあたりもわかりやすいですね。色味が統一されており、わかりやすくフォントも色付けされています。自力で整えていくと見た目にはかなり時間がかかりますが、Feloのパワポだとものの数分で生成できます。生成し直しもワンクリック、自身で修正してから生成し直しもできます。
次のアクションについて。このあたりもいい感じにアクションを書いていければ視覚的にわかりやすいです。
最後のスライド。タイトルと同じデザインとなっており、このまま使えそうですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。以前は生成AIのパワポはデザインがグラフィカルすぎて利活用の機会が少ないと思っていました。ただ、先日の部内のミーティングでは何も指摘を受けなかったり、また提案資料のたたき台レベルであれば生成されたパワポをベースにすることができそうです。
何より、Feloで調べてからパワポを生成するまでにかかった時間は約15分程度です。以前のように、Google検索してからパワポを作成して、さらにデザイン面で見た目もこだわって・・となると数時間はかかるであろう作業を、壁打ちしてからのパワポ生成で超・時短ができました。
他にもFeloが随時アップデートしていていろいろな機能が使えます。個人的には基本的に調べもの、次にたたき台の作成に使っているFeloですが、もっといろいろな機能を利活用して、このブログで紹介していきたいです。