はじめに
私はGoogleアラートに登録した生成AI関連の記事のRSSフィードを定期的に見て情報収集しております。見るときは私は主にiPadに入れているiPad版のsylfeedを利用しています。登録した生成AI関連の記事は日本語英語関係なくざっと見ています。
その中で気に入った記事をsylfeed内のお気に入り登録しています。ただお気に入りするのはいいんですけど、結構な量があって後から見直すことがなかなかないんですよね。そこでいろいろと調べていたところ、GoogleのNotebookLMという情報整理や検索の効率化を促すAIツールを見つけました。これ、めっちゃいいです!
いろいろ使い方があると思うのですが、私の場合は気に入ったサイトのURLをソースとして登録し、後から情報整理する際の効率化ができています。そう、今までお気に入りに入れたままだった記事を活かすことができるのです。どういうことかというと・・
- sylfeedでRSSフィードを眺めて気に入った記事のリンクをコピー
- Google NotebookLMのソースに上記リンクをペースト
- 後からNotebookLMで検索をかけて知りたい情報をAIが即座に回答
ということができるのです。まだ使い始めて3日ほどですが、簡単にざっくりブログにしたいと思います。
GoogleのNotebookLMとは
ここからはAIに質問しながら執筆を進めていきます。
概要
NotebookLMは、Googleが開発した情報整理と検索効率化のためのAIツールです。ユーザーがアップロードしたドキュメントの内容をより深く掘り下げ、「AIコラボレーター」として機能します。
上記引用にもある通り、Googleが開発したAIツールで情報整理と検索効率化に特化しています。
まず情報整理について元は資料(ドキュメントやデータ)をアップロードして分析し、重要なポイントを抽出して要約や解説を行います。これはテキストデータだけでなく、イラストや画像といったものも分析・要約することができます。使っていると私が行っているようなWebサイトや、なんとYoutubeまでソースとして追加できる(私の場合はソースの登録に失敗しましたが)ようです。
次に検索効率化について、NotebookLMには、Googleの最新言語モデル「Gemini 1.5 Pro」が搭載されております。非常に優れた言語処理と推論能力を持つため、AIが分析して要約した情報を確認することができます。チャット形式でAIに質問を投げかけると、質問内容を理解して自分自身が「知りたい!」情報を要約して回答してくれます。
最後にAIコラボレーターという部分については、なんと200以上の国や地域で利用できる短言語サービスであり、異なる言語間での情報共有、コラボレーションがスムーズに進みます。チャットで情報共有ができるようですが、言語関係なくコミュニケーションがとれそうですね。
GoogleのNotebookLMを使うには
現在(2024年10月3日時点)では無料で利用できます。GoogleのNotebookLMを使うにはざっくり以下の手順が必要です。極論Googleアカウントさえあれば、現時点では無料で気軽に始めることができます。
- NotebookLMの公式サイトにアクセス
- Googleアカウントでログイン
- 新しいノートブックを作成する
- ドキュメントをアップ
- AIが自動的に概要や主要トピックを生成
- チャット形式で対話や検索を行う
上記④の「ドキュメントをアップ」について、先ほど私が述べたようなWebサイトのリンクの挿入やYoutubeの動画サイトのリンクの挿入も含まれます。RSSフィードの記事のリンクURLを張り付けるだけでソース(情報の参照元)を追加できるので、本当に簡単に自分だけのAIスクラップブックが使えるイメージです。
また専用のアプリなども不要でブラウザ(私はiPadのためsafariから)でログインするだけで使えるので、このあたりの環境構築のハードルの低さもよいかと思います。もちろん、同期されるのでどの端末からNotebookLMを見ても、常に最新版の状態で確認することが可能です。
※公式サイトはのリンクはこちらです。ChatGPTをイメージさせる画面ですね。
GoogleのNotebookLMでブログネタ集め
ブログネタを集める方法は本当に簡単です。気に入った記事(RSSフィードに限らず何でもよいと思います)のリンクをNotebookLMにコピペするだけです。これでドキュメント(記事の概要)がソースとして追加されます。これを後からAIに質問するだけで、気になる情報を要約した形で回答が返ってきます。
また英語の記事についても見事なまでに日本語に要約してくれます。これが非常に助かり、今までだと英語の記事の場合だとタイトルをなんとなく脳内で和訳したうえで、記事を和訳して見ておりました。NotebookLMの場合、とりあえず記事のリンクをコピペしておけば、AI日本語で質問するときちんと日本語で要約された回答が返ってきます。
おわりに
NotebookLMは、PDFやURLを活用してFAQボットの作成、契約書や論文の要約、読書の効率化などに役立つツールです。例えば、契約書の難解な内容をわかりやすく整理し、医学ガイドラインを参照して学習を進めたり、ビジネス書の構造をマインドマップ化することが可能です。
またNotebookLMは、従来の生成AIモデルとは異なり、特定の文書やデータセットに焦点を当てて、その内容に基づいた情報を生成するように設計されています。この点が、ハルシネーション発生の抑制に大きく貢献しています。
ちなみにですがハルシネーションとは、AIが現実には存在しない情報や、事実と異なる情報を生成してしまう現象を指します。これは、AIが大量のデータを学習する過程で、ある種の「幻覚」を見てしまうような状態に例えられます。つまり、「元データ(ソース)が自分のアップしたデータ=信憑性のあるデータ」に焦点を当てるためハルシネーションの発生を抑制しています。